2024年1月15日

日本自動車会議所主催『第3回 クルマ・社会・パートナーシップ大賞』

~東京都島しょ地域に対する防災・減災を目的とした中古EVと外部給電器の普及活動~

『EVで島をMOTTO元気にプロジェクト』

CSP大賞2023でグッドパートナーシップ事業に選定。

東日本三菱自動車販売株式会社(以下、東日本三菱)は、日本自動車会議所が主催する『第3回 クルマ・社会・パートナーシップ大賞2023(以下CSP大賞)』において、東日本三菱で取り組む『EVで島をMOTTO元気にプロジェクト』が評価され、グッドパートナーシップ事業に選定されました。

CSP大賞は、自動車産業で働く550万の人々と自動車ユーザーによる地道な活動とさまざまな貢献に「ありがとう」と感謝を伝え、それぞれの素晴らしい取り組みが世の中に広がっていく一助になればとの思いから2021年より一般社団法人 日本自動車会議所と日刊自動車新聞社との共催で創設されたものです。

東日本三菱の取り組みは、自然災害の広域化と被害規模の深刻化を受けて、当社の営業エリアである東京都の島しょ地域(伊豆諸島並びに小笠原諸島)の各自治体の方針である『災害に強い町づくり』の一助として、東京電力パワーグリッド株式会社 東京総支社様(以下、東京電力パワーグリッド)と連携して、防災や省エネ、脱炭素などについて、島しょ地域が抱える課題を解決しようとするものです。
特に防災・減災の局面では、台風などの影響で停電が発生した場合、東京電力パワーグリッド様による緊急的な復旧作業を行いますが、地形などの地域特性が要因となり復旧まで時間を要する場合があります。 そこで、島しょ地域にEVを普及させ、停電復旧までの間にEV(電気自動車)を介して電力を確保・活用できる環境を提供することで、住民の皆さまの安心にお役立てしたいという趣旨です。
また、地域特性として、海の影響による重塩害地域であり、錆の影響を受けやすいことから、中古車の需要が高く、中古EVの調達と、外部給電器の供給を東日本三菱が担当しています。

今後も自治体、東京電力パワーグリッド様と連携しながら、防災、減災、環境、エネルギーの分野において、地域特性を踏まえつつ、地域循環共生圏実現の絵姿を共に考え、創り上げて参ります。

『EVで島をMOTTO元気にプロジェクト』2023年度総集編(YouTube)
CSP大賞の目的

■自動車業界で働く人々や、自動車ユーザーを含めた自動車にかかわる全ての方々が、わが国の社会や自動車産業が果たしている貢献に対して「ありがとう」と感謝を伝える。
■表彰を通じて、それぞれの貢献の取り組みにあらためて注目を集め、認知を広げることで、同じような取り組みが拡大していく一助とする。

選考基準

(1)モビリティに関する課題や、モビリティの手段を通した社会課題の解決に取り組んでいる。
(2)地域や自治体と協働・連携し、地域活性化に取り組んでいる。
(3)SDGs目標達成につながる取り組みを行っている。
(4)ユーザーとして自動車を大切に取り扱い、性別や年齢等に関わらず幅広い層から評価される取り組みをおこなっている。

『EVで島をMOTTO元気にプロジェクト』概要

■目的
 停電発生時、EVからの給電電力を生活の一部に役立てていただくこと。

■「地域循環共生圏の実現に向けた共創に関する連携協定」の概要
 新島村の地域循環共生圏の実現に向け、防災、減災、環境、エネルギーの分野において、相互の連携を強化するもので、
 エネルギーの地産地消や面的利用等の推進、再生可能エネルギーの利活用及び導入拡大など、島しょ地域の特性を踏まえつつ、
 地域循環共生圏の絵姿を共に考え、共に創り上げていく。

(1)レジリエンスの強化に関すること
(2)省エネ推進に向けた取組に関すること
(3)エネルギーの地産地消や面的利用などの推進に関すること
(4)再生可能エネルギー等の利活用及び導入拡大に関すること
(5)脱炭素化に向けたエネルギーへの転換(電化等)に関すること
(6)豊かな自然環境の持つ多様な機能・生物多様性の維持・向上に関すること
(7)上記を始めとした「地域循環共生圏」の実現を契機とする、環境・経済・社会の統合的取組の推進に関すること